こんにちは。
ネットワーク通信について用語解説をします。
ネットワーク 「LANの接続形態」
LANの接続形態にはスター型LAN、バス型LAN、リング型LANの3種類あります。
それらの通信を制御する方式はEther、FDDI、Token Ringの3種類あります。
Ether通信によるスター型LANが主に使われています。
ネットワークトポロジー(Network Topologie)
コンピュータをネットワーク化する場合の接続形態の事
ネットワークトポロジーは各種接続形態を総括して述べる言葉です。
(使い方例)「どのネットワークトポロジーで構成していますか?
スター型LAN
ハブを中心として各コンピュータに接続する方式
ネットワークトポロジーの一つ
中心にハブをおいて複数コンピュータに繋ぐと星状に線が伸びるように見えるため
スター型と呼ばれています。
Ethernetの10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-Tにてよく使われる形態です。
この方式がLANにおいて主に使われています。
このような形態では、接続されているコンピュータが故障したとしても、ネットワーク
全体には影響は出ません。該当コンピュータが切断されるだけとなります。
ハブが故障した場合は通信経路が遮断されるため、ネットワーク全体が切断します。
他の形態と比較して自由度が高いです。さらにハブ同士をつなげることで、
ネットワークを大きくでき、階層構造を構成することが可能となります。
バス型LAN
1本のバスに各コンピュータを接続する方式
ネットワークトポロジーの一つ
Ethernetの10BASE-2、100BASE-5にてよく使われる形態です。
ケーブルの両端においてはバス内を通過信号が反射して雑音となることを防ぐために、
終端装置(ターミネータ)が取り付けられます。
バス型ではバスに流れるパケットは全コンピュータに届けられ、宛先が異なる場合は
パケットを破棄するような処理をします。パケットの中継は行わないため、バスに接続
されたコンピュータが故障してもネットワーク全体に影響はありません。
接続コンピュータ数が増加すると通信量も増加するため、パケットの衝突を起こします。
これをコリジョンと言います。Ethernetでは時間を空けて再送しますが、コリジョンが
多くなるとネットワーク効率が悪化してしまいます。
リング型LAN
1本のリング状のバスに各コンピュータを接続する方式
ネットワークトポロジーの一つ
リングになっている点で「バス型」と異なります。リング状のためリング型と言います。
Token Ring、FDDIにて使われる形態です。他方式に比べ、ケーブルの総延長距離を長く
とることができます。この特徴からWANのような広範囲のネットワークでこの形態を使う
事があります。
この方式はリング状のため、バス型のような終端装置は不要となります。
パケットは1方向のみに流れ、接続されたすべてのコンピュータに順番に届きます。
各コンピュータは自分宛かどうかをチェックして異なる場合は次に流します。
このようなバケツリレー方式では、接続されたどれか一つのコンピュータが故障したら
パケットの流れが止まり、通信が遮断されてしまいます。
まとめ
- LANの接続形態が3種類ある(スター型、バス型、リング型)
- LANの通信方式は3種類ある(Ether、FDDI、Token Ring)
- スター型が主流、バス型とリング型は似ている
- Etherの種類はとりあえず色々あると覚えておく
私はスター型のLANしか利用したことがないです。
接続形態と通信方式が3種類ずつあると覚えておきましょう。
それでは今日はここまで
では~
コメント