ネットワーク通信用語⑦「TCP/IP その他いろいろ」

こんにちは。

ネットワーク通信について用語解説をします。

ネットワーク 「TCP/IP その他いろいろ」

TCP/IPは基本となるネットワークプロトコルです。

ノード(Node)

ネットワークに接続している機器やネットワーク接続ポイントの総称

ネットワーク上にある機器は全てノードと呼ばれます。
例えば、コンピュータ、プリンタ、ハブ、ルータ、全てがノードです。

ノードという言葉が出てきたら、どれでも当てはまるという事を覚えていれば
よいです。

IPアドレス(Internet Protocol Address)

ネットワーク内にある各コンピュータに定義される識別番号

インターネット、LAN、WANのようなネットワーク内では唯一無二となります。
この番号は32bitで8bitずつ4区切り10進数で表現されます。

(例)192.168.000.001
  ^^^^^^^^^^^    ネットワークアドレス
        ^^^  ホストアドレス

IPアドレスはネットワークアドレスとホストアドレスに分けられます。

ネットワークアドレスはネットワークを識別 上位24bitの例

ホストアドレスはコンピュータを識別    下位8bitの例

このように識別情報を持つことで、正確に相手にパケットを届けることができます。

サブネットマスク(Subnet Mask)

1つのネットワークを論理的に分割する機能

IPアドレスはネットワークアドレスホストアドレスに分かれますが、
ネットワークアドレスを分割して、マスター、スレーブのように使います。

上位16bitがネットワークアドレスのケースで、サブネットマスクを使用することで
上位24bitをネットワークアドレスと再定義しその内の上位16bitを元のネットワーク、
下位8bitをサブネットとしてそれぞれ識別番号を持つことができます。

上記のようにする場合、サブネットを255.255.255.000というように指定します。

(例)192.168.001.001
  255.255.255.000 サブネット指定
  ^^^^^^^     ネットワークアドレス(本来のネットワーク)
      ^^^   ネットワークアドレス(サブネット) 
        ^^^ ホストアドレス
  192.168.     本部1ネットワーク
      001.   ├部署1ネットワーク サブネット
        001  │ ├コンピュータ1
        002 │ ├コンピュータ2
         : │ :
         255 │ └コンピュータ255 
           │
      002.   ├部署2ネットワーク サブネット
       : :  : :
      255.   └部署255ネットワーク サブネット
        001   ├コンピュータ1
         :    :
        255   └コンピュータ255 
   :   : :  : :
ポート番号(Port Number)

コンピュータ内のプログラム接続口

ポート番号にはどのプログラムが括りつくか決まっています。

IPアドレスではネットワーク上に存在するどのコンピュータ宛なのかを認識する事が
できますが、どのポートにつなぐかは認識できないのでポート番号を使います。
ポート番号は0~65535まで使用することが可能です。

(例)
Port#0   WWW
Port#10  メール
Port#20  DHCP

ただしTCP/IPではあらかじめプログラムごとに決まったポート番号があるので、
あえてユーザが指定することはほとんどありません。

そのため、あまり意識することはないですが、必ずIPアドレスとセットで用いられる
ので重要な番号となります。

ドメイン(Domain)

コンピュータの所属を示し、ネットワーク上の住所を表したもの

インターネットのホームページや電子メールにはxxx.co.jp等の文字列がついてます。
この部分がまさにドメインとなります。

また、IPアドレスは数字表記ですが、それをわかりやすい表記に置き換えたものと
なります。192.168.000.000 -> xxx.co.jpのように置き換え。

IPv6(Internet Protocol version 6)

IPの後継

IPはVersion4でIPv4と呼ばれます。IPは32bitで表記できるアドレスに限界があり、
10年以上も前に枯渇し始めてました。現在はIPv6が普及しています。

IPv6は128bitのため、約340澗という聞いたこともないような単位で表現する事が
できます。これは実質無限と考えてもよいです。

このようにIPv6を使えば無限の機器にIPアドレスを付与し管理することができます。
現在のようにほぼすべてのものがインターネットにつながるIoTには必須です。

表記数だけなく管理やセキュリティについてもIPv6では改善されています。

まとめ

その他いろいろ一応知っておくといいですね!

それでは今日はここまで

では~

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